小林ジャス子のカバー裏

雑談、あるいは好き勝手にBLの話を垂れ流す的な

2015年9月4日(金)(やり直し)/躾け方=にじゅうまる(ほむらじいこ)

昨日は余りの眠気に勝てなくてサボりましたので、ちゃんとやり直しで昨日の日記を。

 

我が家は丸ノ内線の新宿〜荻窪間にあるため、日常的にこれを使っているのですが、
この丸ノ内線中野坂上から「支線」という奴が出ていることは、皆さんご存じかと思います。

(丸ノ内線に関しては、先日も日記で書きました)

jusco.hateblo.jp

普通、この支線(中野坂上方南町)は本線と直通していないんですが、

少しだけ、車庫に入る電車が、本線からそのまま支線の中野富士見町駅まで直通することがあります。
うっかり乗ってしまうと、私は自宅最寄り駅にたどり着けません。

 

…要は何が言いたいかと言うと、

中野富士見町行きの電車にのって、うっかり中野坂上で乗り換え忘れて、中野富士見町まで行ってしまいました……。

こちらに引っ越してきて1年ちょっとで、初めてのミスです…。

 

終電ギリギリの時間だったこともあり、また電車を乗り換えて自宅方面に向かうのも面倒くさくなった*1のもあり、
結局終点の中野富士見町まで行ってから、タクシーで最寄り駅まで帰りました…。

うう、無駄な出費…。

 

酔っていたとはいえ、こーんな凡ミスやらかすとは、我ながらショック。

今後は気をつけよう…。

 

 

躾け方=にじゅうまる (花音コミックス)

躾け方=にじゅうまる (花音コミックス)

 

時代は変わったな…と、帯を見て思った。

 

帯いわく、「pixiv850万view☆大人気著者」らしい。

すいません、知りませんでした…。

ていうか、pixivとか同人活動の実績を商業の宣伝文句に使う時代になったんですね。何だか時代は変わったなぁ、とアラサーは思いました。

私の感覚が時代について行けてないだけですかね…?

 

肝心のお話の中身の方。

受けちゃんが道ばたに座り込む攻めちゃんを「拾う」ところから始まるわけですが、

この第一話の冒頭(つまり話の導入部)がだいぶ急だった上に、キャラクターの性格に現実味がなくて、最初ついていけなかったです…。

 

「別にフィクションなんだから現実味なんかなくてもいいのでは?」
と思われるかもしれませんが、それはあくまで「設定が」の話。

キャラクターの性格、特に「一般人/常識人」的な立場で描かれているキャラの場合、
それなりの現実的な常識や性格・行動が描かれないと、読み手もそのキャラを受け入れにくいと思うのですよ。

 

翻って本作の場合。

 

道ばたで拾われる、アンニュイな雰囲気を出す大型ワンコ風な攻めちゃん。

突飛な言動を取っていますが、作中で一貫して「変わった人」な雰囲気が出ているので、キャラの性格も「一貫している、ブレていない」ように見える。

要は、キャラクターを違和感なく受け入れられる。

 

一方の受けちゃん。

モノローグで「ありふれた毎日」だとか「刺激的なことは求めない」だとか言っている、つまりは「受けちゃんは常識人である」というキャラ付けをしようとしているのですが、

一方で、酔った上での行動とは言え「道ばたで人間を拾う」「手足を舐めさせる」「←の行動の理由が『癒やされたいと思っただけ』」って言ってるんですよ。

別にSキャラでもサイコパスでもない「常識人」が、酔っていたとはいえこんな行動するとは考えにくいんですよね…。

しかも最終的には、受けちゃんの家に攻めちゃんが同居するのを受け入れているし…。

これ、本当に「常識人」がする事か?

というわけで、受けちゃんに「性格のブレ」があるように感じて、結果この受けちゃんのキャラクターには疑問を持ちながら読まざるを得なかったです…。

 

3話目くらいからは、この辺のブレがなくなってきて、

普通に「あーちょっとエロシーン多めに突っ込んだお話なんですねー、悪くないんじゃないですかねー?」くらいの気持ちで、そんなに違和感や疑問も持たずに読み進められていたんですが、

やっぱり第一印象が悪い意味で強烈だったために、最後までちゃんと話に入り込んでいけなかったなあ、と思いました。

あとは、終始受けちゃんに怒鳴られまくっている部下の子が可哀相だなー、と。

こんなに部下を怒ってばかりで、この受けちゃん中間管理職向いてなさそうだなー…とは思いました。(まあ現実にもそういう人往々にしているけど)

 

さて、ちょっと冒頭の話に戻って。

帯がpixiv推ししてるので、作者さんのpixivページも探して拝見してみました。

そしたら、pixivにはまた別のオリジナル作品を連載されてるんですね。

(そして本作は、最初から商業作品としてちゃんと花音で連載されていた模様)

そこら辺、安易にpixivで人気の出た作品を流用して単行本にするのではなく、ちゃんと商業は商業として別作品を出して下さるあたり、作者さんと芳文社、花音編集部は偉いなあ、と思いました。

(※某他社のことを軽くディスっている)

ただ、流し読みした感じ、pixivの掲載作品の方が面白いと思ったんですがそれは…。

なので色んな意味で、作者さんと花音編集さん(特にこっち)は頑張ってほしい。陰ながら応援は致します。

やっぱりお金出して読む分、無料公開される同人作品よりは商業作品の方が面白いと思えるようにして頂けると嬉しいです。

 

 

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*1:飲み会の後だったので結構酔っていた

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