2015年9月10日(木)/終わらない不幸についての話(緒川千世)
いろんな人の喋りが気になる。
突然ですが、私、アナウンス検定2級とかいう謎資格を持っています。
アナウンス検定:NPO法人[日本話しことば協会]公式ホームページ
取ったのはけっこう昔ですし、この資格を活かした事もないのですが、
一応アナウンスや日本語や音声学のお勉強はある程度していたので、他人、特にきれいな喋りをお仕事にしている人の喋りは、結構気になってしまうのです。
昨日の話。
NTV「笑ってコラえて!」で取り上げられてた、日テレの新人アナウンサー3人。
恐らく3人とも、学生時代からアナウンススクールに通ったり、日テレに入社してからもアナウンスの練習をしているんでしょうけど、
やはり「まだまだ頑張らないとね…」と老婆心で見つめてしまいました。
特に、福岡育ちという尾崎アナ。地方出身だと、なかなか訛りに気づけないんですよね…気持ちは分かります。
ぜひ頑張って頂きたいところ。
そして、豊田アナは流石だなー、と思った。やっぱベテランはすげえや。
今日の話。
TBS「モニタリング」で、ラジオの企画がありました。
そこで喋っていらしたのが、元文化放送アナウンサーの吉田照美さんと、バラエティタレント*1のマイケル富岡さん。
ここで「あー、流石にアナウンサーとそうでない人の喋りは違うなぁ…」と思ったのは、電話番号「090」の読み方。
具体的に言うと、
吉田照美さん「れいきゅうれい」
マイケル富岡さん「ぜろきゅーぜろ」
これ、日本語としては吉田さんの「れい」の読み方が正しいんです。詳しくはこちら。
ただ、電話番号とかだとうっかり「ゼロ」って読みたくなっちゃうんですよね。
私も日頃はけっこう「ゼロ」と読んでしまいますし、アナウンサーでも若い人は「ゼロ」って言ってるのをよく聞きます。
でも、今のところ正しい読み方*2は「れい」なんだよー!アナウンサーならちゃんと正しく読んで欲しい…!
ところで、TBSは自社でラジオもある*3のに、何でわざわざ番組の企画で文化放送のイメージが強い吉田さんを起用したのか…。
おげー!!ほげー!!って悶えながら読んだ。
タイトルからお察しできる通り、割と暗め切ない系のお話。
でもBLなのでハッピーエンドで終わるかな、と思ってたら、期待通りのエンディングで良かったよかった。
緒川先生の過去作「誤算のハート」のスピンオフとのことですが、気づかずに買ってしまった。そして「誤算のハート」は未読です私。
前作を読んでなくても楽しめるけど、読んでおく事を推奨します。結構前作のキャラ出てくるので。かくいう私も後で読まねば。
さて本編。
1話目がなかなか衝撃的。まず「お前が受けかよ!」ってとこに驚かされ、
その後、無理矢理乗っかっておセックスする受けちゃんの目が、色んな意味でイっちゃってて、もう色んな意味でヤバい。
エロいし切ないしかわいらしいし尊いし悶えるし、もうひっくるめヤバいという言葉しか出てこない…
もう凄すぎて、読みながら何かを口から吐き出しそうでした…。
もしインターネットに「悟りを開いた菩薩のような顔をしながら吐いているオエー鳥のAA」があったら今すぐここに貼り付けて気持ちを共有したい気持ち。*4
その先も終始、切ない感じでストーリーが展開しているのですが、
とにかく二人の行く先が気になって気になって仕方なくて、とにかく「早く二人の未来が知りたい!!」と思うからか、ストーリーは長いような、短いような、とてもそこの判断が難しいです。*5
途中、受けちゃんがヘタレすぎてちょっと…というシーンもなくはないのですが、
トータルで考えると「こいつらに末永い幸せが訪れまように…」という気持ちになるおではないでしょうか。
あ、ちなみにエロシーンの話。
絡み的なものは多くないし、修正もバッチリ入っているんですが、でもすごく色気を感じる。そしてその色気でドキドキする。
端的にいうととってもエロい。でも、全然下品ではない。
ここら辺のさじ加減もすごかったし、普段エロシーン飛ばし気味の私も、こちらのエロシーンはじっくり堪能させて頂きました。
読んでいて、ホント、お花畑で口から何かキラキラしたものをゲーゲー吐きたい、そんな気持ちになります。
実際は、私は「あ゛ー」とか「お゛ー」とか「ほげー」とか「おげー」とか口から声に出しながら、身もだえしながら読みました。
いやぁ、エロい受けちゃんホントエロかった…
白目向いて繋がれた悦びを感じちゃう受けちゃんの目、ほんと、もうホントここだけでも良いからみんなに読んで欲しい。
そしてみんなで心奪われるがいいさ…