小林ジャス子のカバー裏

雑談、あるいは好き勝手にBLの話を垂れ流す的な

2015年9月22日(火)/ごめんね、僕を愛して(せがわ奈央)

久しぶりに出かけた秋葉原で、それは起こった−−。

 

というわけで、久しぶりに秋葉原に行ってきました。

目的は、AKIBAカルチャーズZONEアニメイトで行われている「学園ヘヴン」の期間限定ショップ「Spray Heaven Shop」のため。

Spray Heaven Shopは9/27まで!(壁紙プレゼント) | SprayオフィシャルBLOG

本当はもっと早めに行こうと思ってたんですが、結局開催期間ギリギリまで行かずにきてしまいました…。

「そういえば後わずかで終わっちゃうじゃん!」と思い、昨日慌てて行ってきました。

 

実際行ってみたところ、思っていたよりだいぶコーナーが小さくて、しかも結構既存絵の使い回しで作られてるグッズも多かったので、

「えー、こんだけかよー…」と思いながらも、やっぱりついついお買い物。

 

で、そんなグッズを手に取ってレジへ向かったところ、当たった店員さんがやたらイケメンで。

どのくらいイケメンかというと、志尊淳くんをさらにイケメンにした感じ。*1

とは言え私とて、これくらいでは大して何とも思わないんですが。

 

で、お会計してもらって、いくらか現金でお支払いして、小銭のお釣りが帰ってきたんですが、

その時に私が右手を出して普通に小銭を受け取ろうとしたら、

何とそのイケメン、わざわざ私の右手に触って小銭を渡して下さり、

さらにはニコッと微笑んでくるんですよ!?!?

イケメンにそんな事されたら誰だって勘違いしちゃうでしょ!?

ちょっと軽率に人を惑わさないでくださる!?!?

 

…と、一通り勘違いをしたところで、

自分の買ったものが男の子のいやらしい姿が描かれたグッズだったことに気付き、死にそうになりましたとさ…。

 

安心してください、勇気くん、穿いてませんよ。

 

 

ごめんね、僕を愛して (ビーボーイコミックスデラックス)

ごめんね、僕を愛して (ビーボーイコミックスデラックス)

 

かわいいは正義、じゃないこともあるんだなぁ…。

 

というわけで、実は発売してすぐ位に買ってあったんですが、何故か読まずに一週間ほど放置してしまっていた新刊。

以前に比べて漫画を読む時間が減った上に購入量が増えたので、結果的に積読が増えてるんですよね最近…。どうにかしたい。

 

表題作含めて6作品収録の短編集。

うち1作は何かのスピンオフ?後日談?っぽい気がするんですが、これの前の話を読んだことがないので判断がつきません…。

(せがわ先生の作品だと「コワモテ乙女くんとトキメキ王子」は読んだんですけどそちらにもあんな話載ってなかったので、未読の「瞬間シグナル」の方の続き物だろうか…?カバー裏見た感じもそれっぽい事が書いてあるし…)

 

というわけで、作品の話なんですが。

全体的に割としっとり切な目の作品ばかりでしたねー。

6作品とも全然違う作品なんですが、コミックス全体の雰囲気は統一されてる感じを受けました。

 

ちなみに、どの作品も均等にページが割り当てられてるわけではなくて、

表題作(描き下ろしらしい)が一番ページ数多いです。60ページくらい?

なんですが、表題作はもっとページ割いて話も盛り上げて下さった方が良かったんじゃないかしら…と思いました。

せっかく、過去の何やかんやや、それを受けて現在受けちゃんがどう思ってるか−−とかを丁寧に描いているのに、ラストが「そんなにあっさりくっつくのかよ!」的に終わってしまうのが、結構もったいない気が。

もう一悶着、いや二悶着くらいあってもよかったのでは?

ラスト前まではすごく丁寧かつ綺麗に描かれてるので、面白かったんですけどねえ。

 

その他の話については、作品内でお話がきっちり纏まってて良い感じだなー、とは思いました。

短編集で一話が短いこともあってそこまで話に深みがあるわけではないんですが、

適度に余韻もありますし、短編としてはちょうど良い程度になっているのでは、と思います。

 

ただ一つ気になったことと言えば、

絵柄がやたらと可愛すぎることがですね…あまりストーリーのテイストと合ってないのかなって…。

絵はですね、すっげー可愛いんですよ。ホントに。

だからこそ、すっげー可愛い雰囲気の絵と、ちょっと切な目のストーリーが微妙にミスマッチ感あるというか…

個人的には、こういう可愛い絵柄だったら、もっと甘めのお話か、コメディテイストの作品の方がいいなー、なんて思うんですよね。

中には、この可愛い絵柄を存分に活かしてる作品も収録されてるんですが、

全体的に見ると、ちょっと可愛さが過度なんじゃないかな…という気がしました。

あと、演出効果とか扉絵のテイストとかも、ストーリーの実際の雰囲気よりもだいぶ可愛らしくなってる感じのとこがあったので、

そこら辺ももう少し可愛さを抑えた方が作品がより引き立つように思いました。

 

ちなみに前作の「コワモテ乙女くんとトキメキ王子」の時は、受けちゃんがコワモテという設定だったのですが、

絵柄がどうしても可愛すぎて、全然コワモテに見えなかったんですよね…。

なので、申し訳ないんですが変な所で笑ってしまった覚えがあります。

お話自体はとても可愛らしくて良かったんですが、設定が絵に表現されていなかったのはだいぶ勿体なかったなあ…なんて思いした。

↑ちなみに右の子がコワモテ設定なんですけど…普通に可愛いですよね?

 

そうそう、絵柄や雰囲気で言えば、

絵柄も演出も、あと作者あとがきも、雰囲気が(少女漫画ですが)「ストロボ・エッジ」や「アオハライド」の咲坂伊緒先生に似てるなー、と思いました。

マンガ家さんなのに、オタク臭が微塵も感じられない、キラキラおしゃれ女子感…!

せがわ先生にしても咲坂先生にしても、

漫画やアニメを見ながら他人の恋愛にデュフデュフしたり、それを妄想してゲヘゲヘ笑いながら描いたりしている様子が一切作品やあとがきから想像出来ないので、*2

どんな環境でどんな顔して作品描いていらっしゃるのか、本当に気になります…。

 

同じオタクなのに、かたや私みたいに底辺を往くモノと、

かたやアニメイトのイケメンやせがわ先生みたいにキラキラおしゃれオーラがあふれ出る人の、

この差って何ですか?マジで…

某テレビでこの謎を解明してほしいわ…。 

 

あと、私全然絵が描けないのに、偉そうに絵の事を語ってしまって、本当に申し訳ないです。

自分が出来もしないことを他人に求めるのは、本当は心苦しいんですけど他に術を知らないんですよ…。

 

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*1:別に志尊くんがイケメンじゃないと言ってるわけじゃないです

*2:他のマンガ家さんだってこんなキモい声出しながら創作してるわけではないとは思うんですが

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