2015年9月18日(金)/よるとあさの歌(はらだ)
なかなか身体にガタがきています。
昨日あたりから、風邪と肩こりに殺されそうです。特に肩こり。
明日からタイバニのオケコンなんですけど、私ちゃんと元気に乗り切れるかな…
まずは風邪。仕事中は何とかやり過ごせましたが、家に帰ってきたらだいぶ悪化してきた気がします。
熱に加えて関節痛まで出てきたので、慌ててドラッグストアに風邪薬買いに走りました…。
あと、喉。ちょっとやられてます。
会社にいる間はお茶飲みまくりでした。福利厚生でお茶*1が無料で飲み放題の会社なので、とてもありがたみ…。
あと、肩こりがやばくて本当に肩こりに殺されそうです。
ホントに最近、腕が上がらなくなってきていますし、偏頭痛とかも出るようになってしまいました。まだギリ20代なのに…
帰りがけにカイロプラクティックも寄ってきたんですが、いつもなら15〜20分程度しか施術してくれない所が、今日は同じ料金で30分超も施術してもらいました…。
多分、そんだけどうしようもなく身体の歪みがひどかった、という事なんだろうと解釈しています…。*2
ホント、この肩こり腰痛体質、どうにかしたい…。
それと、今日カイロプラクティックの施術受けてて、
「尻は揉むより揉まれる方がいいな」と思いました。
これが時代の最先端!…だと私は思っている。
みんな大好き*3はらだ先生の新刊。
黄色と黒の警告色の表紙がめっちゃ目につきますね…。
そんなわけで、今回はバンドマン×バンドマンのお話。
手前のイケメンが受け、奥のかわいい系の金髪が攻めなので、感覚が前時代的なアラサーこと私には「おおっ!?」となったわけですが、中身見たらもっと「おおっ!?!?」となること必至。
色々とビックリすることが多すぎました。
あんまり書きすぎるとネタバレになってしまいそうなので、まずは「読んで」としか言えませんが…。
とりあえず、登場人物の大半が清々しくクズ。そしてとても気持ち悪い。(※褒めている)
私はインディーズバンド事情に詳しくないんですが、イマドキのバンドマンとバンギャってみんなこんなんなのでしょうか…。とても乱れていらっしゃいますね…*4
ストーリー展開も驚きの連続。終盤まで結構シリアス目に展開していきますが、倒錯的。ある意味狂っていると思います。
表紙の感じだと若干さわやか系?という印象もあると思うんですが、全然さわやかとは対極でした。
でも、ちゃんと最後にはしっかりとラブになる。これはホント凄いと思った。
正直、不思議だな、という印象すらあります。
さて、私は最近このブログで作品を紹介するとき、「ちょっと古い」とか「10年前感ある」とか、(褒めてる/褒めてないにかかわらず)割と「現在の流行ではない」という様な言葉を使うことが多いかと思います。
じゃあ、私が考える時代の最先端とは何か?と問われますと、
はらだ先生の作品の様なものだ、と考えています。
エロシーンが濃くて倒錯的で色気がある、という点もあるのですが、
何より、これまで「セオリー」とされてきた事を裏切るストーリー展開や、
一癖も二癖もある、ある意味気持ち悪さすら覚えるキャラクター、
現実にあるはずがないのに妙にリアリティを錯覚させてしまう様な設定など、
"これまでの常識を覆す"ところが今のBLの最先端なのかな、と私は思っています。
その点でいくと、本当にはらだ先生はすごい。
上記の「最先端要素」を持つ作品は他にもあると思いますが、
この辺を的確においしく押さえつつ、かつ作品としてのクオリティを高く維持しているのは、はらだ先生が一番なのでは、と個人的には思います。
まあ、正直に言ってしまうと、
感覚が前時代で止まっているアラサーさんは、このトレンドに追いつくのが意外と大変であり、時々「作品に置いていかれる」感を感じなくもない事もあるわけですが…
私と同じく、2000年代のゆるめ甘めのイチャイチャ系BLで育ってそういうのが好きな人の中では、この作品は少し好みが分かれるかも?
90年代以前の激情型でシリアスなボーイズラブ(やおいとかJUNEって言う方が印象としては適切かも)に慣れ親しんだ方には、逆にお好きな方が多いかも…とは思いました。*5
…ん?って事は、昨今のBLの流行は90年代以前の流行の再来なのか??自分でこの文章書きながら少し疑問に思ってきました。
何はともあれ、去年〜今年あたりのBLのトレンドにどハマリしてて、かつクオリティが高くてしっかり読ませられて面白い一冊。
そりゃ、はらだ先生の人気も出ますよね…。
とか言いつつ、前時代アラサーさん的には、はらだ先生の作品は前作の「好きなひとほど」の方が感覚が近くて親しみやすくて好きかな、とは思うのですが…
流行に置いて行かれないようにしたいなあ。