2015年8月25日(火)/酔い街ラブストーリー(千葉リョウコ)
だんだんと家が荒れてきている問題。
最近、家が散らかっています。
服は脱ぎ散らかしたままベッドや床に放置。
カバンも床に放置、買い物したビニール袋も床に放りっぱなし。
マンガも本棚に片付けず、テーブルの上に積みっぱなし。というか、数が多すぎて多分もう本棚に入りきらない。
洗い物も放置してるし、床のホコリや髪の毛も目立つようになってきたし。
流石にゴミ屋敷という程ではないんですが、結構荒れています。
原因は、私自身が疲れて気力が落ちているせい。
あまりスピリチュアルや精神論は信じていない私ですが、こと家の散らかり具合と気持ちの荒れ具合は相関するんですよね…。
精神的に参っていたり疲れていたりすると、すぐに家が散らかります。
数年前、ガチで精神的に病んで、仕事も一年近く休職してずーっと家に引きこもっていた時期があったのですが、その頃が人生で一番家の中が散らかっていた時期でした。
というか、ゴミ屋敷以外の何者でもなかった。
1年間でゴミを捨てたのが2〜3回?くらい。ゴミ捨てもせずに床に放置し、マンガも服も何もかも床に投げ捨て足の踏み場はなし。
流し台の中には、いつ使ったとも分からぬ食器が謎の変色を遂げ、夏には変な虫が家の中を舞う始末。
自分の家(ワンルームマンション借家住まい)なのに、自分の居場所がパソコン前の椅子の上と、シングルベッドの半分くらいしかありませんでした。
あの当時は全然気にもならなかった(というか片付ける気力が全くなかった)んですが、今思うと、何であんな所に住めたんだか。
病気が回復してきた頃には「流石にこれは人間が住むところじゃない…!」と思うようになりまして、丁度同じタイミングでマンションの契約更新の時期も来た*1ので、
思い切って家の中のゴミやら何やらを処分し、新しい家に引っ越しをしました。
ゴミ処理だけで8万円払いましたよ…。*2
引っ越しをしてからは心を入れ替えて、
こまめに片付けや掃除をし、インテリアにも気を遣って、家を散らかさない様に気をつけていたんですが、
やはり疲れたり参ったりした時には今でも家が荒れがちになってしまいます…。
家の汚さと精神状態の話は「鶏が先か卵が先か」論だという気はするのですが、まあでも家が綺麗な方が精神的には安定しますよね。
というわけで、週末には家を片付けよう。
あと今日は早めに寝て疲れを取るようにしよう。
マンガでクズ野郎に会いたいか、という問題。
千葉先生らしく、綺麗な絵に読みやすいコマ割りとストーリー構成、良い感じにヨダレが多くに出そうなエロシーン。
商店街の若手ホープの酒屋(年下)×素直な御曹司(年上)の年下攻め、という設定も好みな方は多いだろうし、本編もその設定の期待を裏切らない。
カップル成立後の話なので、くっつくかくっつかないか…的なヤキモキはありませんが、その代わりに糖分多めラブラブイチャイチャがたくさん。
と、みんなも私も大好きな設定と、その期待に応える内容。
こりゃあ断然推せるよね!みんな大推薦しちゃうよ!読んでね!!
…と言いたいところだったのですが。
私、どーしても「攻めちゃんと受けちゃん以外」の登場人物が受け入れられず、そして話にも集中できなかった感がありまして。
まずは、攻めちゃん/受けちゃんの家族。みんな心が広すぎる…
特に攻めちゃんの家族。攻めちゃんの他に両親+弟と妹が合わせて4人いるんですが、
ストーリー開始15ページで、長男が連れてきた男が彼氏だと言うことを知っても全員が手放し喜んでくれるだなんて…流石にちょっと違和感。
反対しろとは言わないけど、こんだけ大人数でやられると何か「違う…」と思ってしまうのは私だけなのでしょうか。
そして、一番ダメだったのが、攻めちゃんの元彼ことかませ犬。
前半でちょこっとしか出てこなかったのですが、終始良いところのないクズだった…
・浮気癖が直らない
・しまいには「結婚するから」と攻めちゃんを振る
・なのに都合良く攻めちゃんの前に現れる
・二人きりの場で攻めちゃんに抱きつき、それを今彼こと受けちゃんに見つかる
・なのに、弁解もせず消える(しかも「私傷つきました」みたいな顔で)
クズい…小悪魔だと思わせておいて実はただの悪魔でした系クズ……
清々しいクズを「こいつクズだよ!」って宣伝して読まされるのは構わないんですが、
こういう「僕クズじゃないよ」的な顔をしてクズい行動をするキャラは私苦手でして。
好き嫌い多くてゴメンな…でも、わざわざ2次元の世界で自分のストレスになるような人間とは会いたくないんです私。特に今日みたいに疲れてる日は。
きっと作中のかませ犬ちゃんだって「ゴミ屋敷住んじゃう系クズ*3には言われたくねーわ」と思っていらっしゃるでしょうが…。
まあでも、そこら辺の受容可否は人それぞれでしょうし、きっとこういうのが気にならない人も多くいらっしゃるのでしょう。
なので、攻めちゃんと受けちゃんがハッピーならAll OK!周りなんて気にするな!な方は是非読んでみては。
と言うか、皆さん何を求めてBLを読んでるんでしょうかね?
社会学やジェンダー論とかの本を読む限り「現実からの逃避でBL」という研究結果が多く出ているようですが…。
(詳しくは「腐女子化する世界」あたりでも読んでください)
腐女子化する世界―東池袋のオタク女子たち (中公新書ラクレ)
逃避の先にBLを求めるなら、「逃避したくなる現実やストレス」はBLの世界にはない方がいいんじゃないかなー、とか思ったりするんですが、いかがなものでしょう。
別に、逃げることは悪いことじゃないんだぜー!じぶんだいじに!逃げるが勝ちだ!
ちなみに、こんな感じのありがたい話も、本作「酔い街ラブストーリー」には描かれていたりします。そこら辺は個人的に高評価。
疲れてるみんなに届け、メッセージ。