小林ジャス子のカバー裏

雑談、あるいは好き勝手にBLの話を垂れ流す的な

2015年8月8日(土)/ハートにじゃれないで(藤本ハルキ)

ア○メイトに騙された。

 

今日もいつもの様に、BLの新刊を求めていつもの新宿アニ○イトへ。

で、いつものBL新刊コーナー*1でいつもの様に新刊を漁っていると、

こちらのマンガを発見しまして。

ひねもすふたり 1 (バンブーコミックス)

ひねもすふたり 1 (バンブーコミックス)

 

手に取ってみて違和感(※後述)があったものの、

表紙は男二人だし、何よりア○メイトのBL新刊コーナーに置かれてるんだからきっとこれもBLなんだろう…と思い直し、購入。

 

でも、やっぱりこれBLじゃなかった

 

手に取ってみたときの違和感はこちら。

(1)薄い:普通の商業BLの2/3くらいの厚さしかない

(2)安い:580円+税。普通、商業BLは安くても600円(税抜)以上する

(3)レーベルが「バンブーコミックス」:竹書房のBLコミックスレーベルは麗人・Uno・Qpaのいずれか*2

(4)帯にあらすじが書かれている:竹書房のBLでは見たことないパターンだった*3

 

それでも、あの天下のアニ○イトのBL新刊コーナーの、しかも結構真ん中の方に置かれてたので、信じて買ったらこのザマだよ…!

確かに表紙が男二人な上に、帯にでかでかと「ネガ×ポジ」って書かれてて紛らわしいけどさ…!

棚に並べる前に誰か気づいてよ!!

 

あ、ちなみに漫画自体は面白かったです。

コミュ障無職の大家さんがかわいかった。続刊買うかも。

 

 

ハートにじゃれないで (バンブーコミックス 麗人セレクション)

ハートにじゃれないで (バンブーコミックス 麗人セレクション)

 

こっちはちゃんと麗人のレーベルで出てます。

 

藤本先生にしては相当エロ多いな、という印象。

あとがきにも書かれてる通り、一話は「あ、これフェチ特集の読み切りなんだろうな…」という感じがとても強いです。

というか受けちゃん(表紙左)変態すぎる。高校教師なのに…

そして、一話に1回はエロが入る(ほとんど受けちゃんの妄想だけど)。

UnoやQpa*4ならともかく、麗人*5ってそんな系統だったっけ…?

と思ったけど、よく見たら前半3話はUnoでの掲載だったらしいので納得。

まあエロが入ってもそんなに変じゃないからいいんですけど。

 

エロ以外の話。

1話読み切りで終わるはずだったのにきちんと2話目以降の続きもすんなり読めて、

ラストはちゃんと普通のBLのカップルが普通に成立して、

しかも面白いのは、さすが藤本先生だよなあ、と思わされます。

フェチという「色物」から、最終話に向かってきちんと「ラブ」に昇華させているのはやっぱり技量がないと出来ないと思うのです。

 

個人的には、教師モノって少しハマりきれない部分があるので

(なぜなら私が教育学部の教育学専攻出身*6なので、教育の話にはウルサイから)

正直こちらの作品も少し気乗りしないところがあるんですが、

それでも私が楽しめたという事は、普通の人(?)はもっと楽しめるんじゃないかなぁと思います。

逆に、私が他の人に読んだ感想を伺いたいくらいですね。

 

 

ところで、竹書房のUno*7Qpa*8ってどういう棲み分けなんだろう。

どっちもWeb配信の雑誌(って言うのか?)だって事くらいしか知らないんですよね…

*1:ちなみに、新宿アニメ○トは新刊が1F、既刊はB1Fに置いてある

*2:でも、一つの出版社で3つもBLレーベルがあるの結構多いと思う

*3:茜新社かどこかがやってた気がするけど、他社のBLでは見たことがない。個人的にはやって欲しいんですが

*4:どちらもWeb配信マンガ

*5:昔ながらの紙媒体

*6:しかも学校教育の研究をするゼミだった

*7:ウーノ。正式には「麗人Uno」

*8:クパ。くぱぁではない

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