2015年9月12日(土)/くろねこ屋歳時記(くも、椹野道流)
夏の終わりの、ちょっと怖い話。
私、プライベートの携帯電話を2台持っているんですが、*1
うち1台は電話(ほとんどかかってこない)とメール(天気予報メールしか来ない)専用のガラケーを使っています。
で、そのガラケー、あまりに使用頻度が低いため、よくカバンの中に入れっぱなし…という事をよくしてしまいます。
今日もそんな感じで、夕方過ぎまでガラケーを鞄に入れっぱなしで放置してしまい。
夜になって「そういえば…」と思い出して鞄から取り出すと、珍しく着信と留守電が。
しかし、見覚えのない携帯電話の番号。
これは誰ぞ…と思いながら留守電を聞いてみると、知らないオバサンの声で
「*▲※♂〜*2を早く片付けてくださいよ。雨が降る前に。
あんまりじゃないですか。訴えますよ。」
と入っていた…。
しかし、当然ながら一切心当たりがない。片付けないと他人に迷惑がかかるものなど、私持ってませんし。
そもそも、今日の杉並区は久しぶりのいいお天気で、雨が降る気配など微塵もなかったし…。
結局怖くて掛け直しもしなかったのですが、その後再度の着信がなかったのを見る限り、間違い電話に気づいたか問題が解決したかしたんでしょうかね。
まあ間違い電話自体は仕方ないと思うんですが、
物騒な電話かけてくるなら、せめて「誰から」「誰宛てに」話をしてるのか、留守電で名乗って頂きたいですね…。
くろねこ屋歳時記(クロニクル) (Canna Comics)
- 作者: くも,椹野道流
- 出版社/メーカー: プランタン出版
- 発売日: 2012/12/26
- メディア: コミック
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夏の怖い話つながりで、何か怖い話のBLを…
と思ったが我が家にはそんなコミックスなかったので、雰囲気だけでも。
いや、実際は見た目がちょっと雰囲気あるだけで全然怖くない、
というかむしろ若干笑いの要素もある位のお話なんですが。
そしてユルい。ある意味、絵柄とはミスマッチかも。そこが面白いんですが。
短いお話がいくつも入ってるオムニバス形式*3です。
そもそもページ数が少なくて薄めのコミックスなのに、更に1つ当たりの話も短いので、まあ物足りないといえば物足りない、かもしれない。
けれど、それぞれのお話に余韻があるので、そこら辺も含めて楽しめるのではないかと思います。
お話はどれもふわっとゆるやかな感じで時が流れています。
静かな中にも登場人物たちの感情の動きがよく現れているし、独特なあたたかみがある。
そこら辺は、流石売れっ子小説家のふしの先生*4原作作品とも思うのですが、
コミックスでの表現自体は全然小説くささのない、漫画のソレになっているので、そこら辺も作画のくも先生もすごいなあ、と思います。
ちなみにこの「くろねこ屋シリーズ」は、ふしの先生がメインで書かれていらっしゃる小説版も2冊出てるんですが、こちらも雰囲気はコミックス同様のゆるやかであたたかみのある作品。
BL小説にしては割と短編でサクサクと読みやすいし、最近のBL小説にありがちな変なエロシーンもないので(むしろエロシーンはないので)、
気軽に安心して読める取っつきやすい作品なのではないかと思います。
くろねこ屋歳時記 弐の巻 (くろねこ屋シリーズ/プラチナ文庫)
- 作者: 椹野道流,くも
- 出版社/メーカー: プランタン出版
- 発売日: 2013/05/13
- メディア: 文庫
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秋の夜長にも、けっこう合うのでは。
私も久しぶりに小説版読み返してみようかなー。