2015年8月14日(金)/晴れたら君を迎えにいく(高久尚子)
今日の日記は全部BLの話だよ!!
さてさて。
先日発売になったダ・ヴィンチ9月号に、
「貴女の読書に新しい風を。開こう!BLの扉!」というBL特集が組まれています。
記事の執筆が、あのBL帯レビューでおなじみ、カフェオレライターのマルコさんということもあり、私も読みたくてダ・ヴィンチを購入しました。
(ところで、マルコさんの帯レビューはとても好きなのでもう何年もサイト拝見したりトークイベントにも行ったりしてるんですが、
いつの間にやらすっかりBL界を代表するライターさんになられてますね…
マルコさんのBLレビューを初期から読んでる者としては、隔世の感があります)
そしてその中記事の中で、「BLのレーベルをマッピングする」という、今まで意外とありそうでなかった企画がありました。
こちらはネットの記事にもなっている様なので、そちらをご紹介しておきます↓
そして肝心のマッピングガイドはこんな感じでした。
だがちょっと待って欲しい。
なんかこのマッピング、おかしくないか…?
あのレーベルはもっと左だし、何よりアレとアレが書かれてない…?
とか思ったので、思い切って
「ぼくのかんがえたBLコミックスレーベルマッピング」
を作ってみることにしました。
(小説の方はそんなに読んでないので流石に作れませんでした…)
それがこちら。パワポで30分くらいで作ったので見劣りが激しい…。
ダ・ヴィンチの方と大きく違うのは以下。
(1)レーベル追加:
シトロン(リブレ出版)、マーブル(東京漫画社)、Canna(プランタン出版)、G-Lish(ジュリアンパブリッシング)、uvu(マッグガーデン)、OPERA(茜新社)、BLink(ホーム社)の7レーベルを追加しました。
というか何故省かれたのか。特にマーブルコミックスはBLコミックスを代表するレーベルなのに…
(2)一部レーベルを大幅に動かしました:
特にエロ寄りへ→GUSH、gateau、ASUKA GUSHは特に意識して左に寄せました。
特にライト寄りへ→Chara、花恋、ルチル(LYNXとも分けました)
上下の移動はそんなに変えてないです。花音を上に持って行ったくらいかな?
とは言え、このマッピング作るの、とても難しかったです…
特にビーボーイやAQUAなんかは他レーベルに比べても結構作品ごとの幅が大きいので、「果たしてここで良いのか…」と考え込むことが多かったです。
そして、全然自信がない。
どうしても好きな作品の印象にレーベルの印象が引きずられてしまうので、なかなか正解が出せません…
なので、皆さんもご自分で「ぼくのかんがえたBLマッピング」を作ってみてはいかがでしょうか。
そして私はそれを見たい。みんなで答え合わせしたいです。
これまた最近のビーボーイの迷走っぷりを現している気がします。
もう早く18禁レーベルを別に作ってください。
短編作が8作品(うち5冊はシリーズものですが)
表題作とそれ以外で分けて話をします。
まず表題作。エロシーンなし。
とてもあっさり終わるんですが、恋の始まりを予感させる描写がとても素敵です。
絵も綺麗だし人物も魅力的だし、とても続きが読みたいレベル。
こんなにあっさり終わることだけが唯一の不満。
表題作以外。エロシーンが強烈。
めっちゃイチャイチャラブラブしてます。
絵も綺麗な上にすっごく描き込まれてて高久先生の気合いを感じますし、
受けちゃんと攻めちゃんの偏執的でクレイジーな愛情をきっちり(いっそ気持ち悪い程に)描かれているのは流石だと思いました。
ただですね。
この表題作以外の作品、如何せんエロシーンがきわどすぎる。
というか、やっぱり18禁レーベルで掲載されたものを修正して載せてるらしいです。
この前の日記でも書きましたが、(修正したとはいえ)こんなどギツいエロシーンのある漫画を全年齢で売るのは、いくら何でもマズいと思います。
また、本作においては、逆に全年齢対象に修正したことで、作品の持ち味や長所を殺す事にも繋がっているようにも思いました。
せっかく高久先生がものすごーく気合いと魂を入れて描かれたであろうイラストに、不自然な白い部分を作るのもいかがなものか…?と思うのです。
どちらにせよ、全年齢で出す事がいろいろな面でマイナスになっているなぁ、と思います。
ホントはリブレ出版自体も、18禁雑誌に掲載したものを全年齢で出す事に無理を感じているのではないんでしょうか?
「表題作にできない作品をコミックスにする」
「コミックスの表題作にするために、短編を描き下ろし」
こんな事されたら、出版社にだまし討ちされてるみたいですよ。
なぜそこまでして全年齢のコミックスにするのか?
ちゃんと18禁として別レーベルで出せば、こんな読者をだまし討ちする様な無理をする事はなかったのでは?
ここ最近のリブレ出版は、ちょっといただけないなぁ。